【開催報告】「運動が必要な人の背中を押してあげるアドバイスの方法」

ウィメンズヘルスアドバイザー®勉強会の開催報告。理学療法士・フィットネスインストラクターとして長年幅広い年代の運動指導に携わる岩田典子さんから、女性のライフステージに応じた運動と、運動が苦手な方や継続が難しい方への具体的なアドバイスの考え方を学びました。
目次

理学療法士・岩田典子さんから学ぶ、女性に寄り添う運動アドバイス

ウィメンズヘルスアドバイザー®では、資格取得後も学びを深め、実際の支援に活かしていくため、定期的に勉強会を開催しています。

今回の講師は、理学療法士として約20年、さらにフィットネスインストラクターとしても幅広い年代の運動指導に携わってこられた岩田典子さん。

テーマは、

「運動が必要な人の背中を押してあげるアドバイスの方法」

でした。

「運動したほうがいい」は分かっている。でも……

更年期女性の健康を考えるうえで、運動は欠かせないテーマです。

けれど、実際に相談を受けていると、

「運動が苦手です」
「時間がありません」
「何をすればいいのか分かりません」
「以前はできたのに、今は身体がついていきません」

という方も少なくありません。

そんな方に「週○分運動しましょう」と伝えるだけで、本当に行動につながるのでしょうか。

今回の講義では、岩田さんの長年の経験から、運動に対する考え方や行動の特徴をタイプ別に捉え、その人に合った運動の勧め方や声のかけ方を学びました。

「運動ができない人」とひとくくりにするのではなく、

なぜできないのか。
何ならできそうなのか。
どう伝えれば、最初の一歩を踏み出せるのか。

ここを考えることが、支援する側にはとても大切なのだと感じました。

女性の年代によって、必要な運動も変わる

講義では、思春期から性成熟期、更年期、その先の年代まで、女性のライフステージごとの身体の特徴と運動についても学びました。

特に更年期以降は、筋肉や骨だけでなく、心肺機能や血管、代謝など、これから先の健康を考えて身体を動かすことが大切になってきます。

一方で、身体の状態も生活環境も一人ひとり違います。

「何を、何分すればいい」という情報だけではなく、その人の今の身体と生活に合わせて考えることが必要です。

質疑応答では、さらに実践的な話へ

講義後の質疑応答では、参加者から実際の支援や自分自身の生活に結びついた質問が次々と出ました。

たとえば、

  • 更年期女性から「具体的に週何分くらい運動すればいいですか?」と聞かれたら、どう答える?
  • マット運動が難しい人や運動が苦手な人には、どんな方法なら参加してもらいやすい?
  • ほとんど歩く時間がない生活でも、日常の中でできる運動は?
  • 運動が好きで、逆に頑張りすぎて身体を痛めてしまう人にはどうアドバイスする?

といった、とても具体的な内容です。

岩田さんのお話で印象的だったのは、理想的な運動量を示すだけでなく、その人が実際に続けられるところから始めるという考え方でした。

運動が苦手な人にはハードルを下げる。

忙しい人には、生活の中に身体を動かす機会を見つける。

一方、運動が好きで頑張りすぎてしまう人には、最初は「少し足りないかな」というところから始め、身体の状態をみながら負荷を上げていく。

同じ「運動を勧める」でも、相手によってアドバイスは変わります。

「正しいこと」を伝えるだけでは、人は動かない

今回の講義を通して改めて感じたのは、専門的な知識を持つことと、それを相手が実行できる形で伝えることは別だということです。

「運動は身体にいいですよ」

それだけなら、多くの人がすでに知っています。

ウィメンズヘルスアドバイザーに必要なのは、その先。

「この方なら、何から始められるだろう?」

と一緒に考え、その人に合った一歩につなげていくことです。

岩田さんの豊富な経験から生まれた言葉や具体的なアドバイスには、女性を支援するときに使えるヒントがたくさんありました。

資格を取ったあとも、学びは続きます

ウィメンズヘルスアドバイザー®の学びは、資格を取得して終わりではありません。

女性の健康に関わる分野はとても広く、一人ですべてを専門的に学ぶことはできません。

だからこそ、さまざまな分野の専門家から学び、知識や支援の「引き出し」を少しずつ増やしていくことを大切にしています。

今回の「運動」も、その一つ。

知識を知識のままにせず、目の前の女性への支援にどう活かすか。

そんな実践的な学びを、これからも会員の皆さんと続けていきたいと思います。

今回の勉強会の動画は、ウィメンズヘルスアドバイザー会員の方は会員専用ページから視聴できます。

更年期支援について学び、活動に生かしてみませんか

ウィメンズヘルスアドバイザー®資格認定講座では、更年期を中心とした女性の健康について、支援に必要な知識を体系的に学びます。

資格取得後も、毎月の交流会や勉強会を通して、新しい知識を学び、会員同士でつながる機会を設けています。

現在の仕事に更年期支援の知識を生かしたい方、身近な方を支えたい方、これから地域や企業で活動していきたい方は、講座の詳細をご覧ください。

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