
はじめに:女性の健康支援が注目される時代に
40代〜50代の女性が迎える「更年期」は、女性の体は大きな変化を迎えます。
ホルモンバランスの崩れによる不調や生活の質の低下は、周囲に理解されにくく、本人も対処法が分からずに悩むことが少なくありません。
私が更年期に関する相談を受けお話をしていると、更年期症状というよりは栄養不足からきている症状なのでは・・と思えることがあります。
健康診断の結果を見せてもらうと貧血だったり、低たんぱく血症だったり、ビタミン不足と思える結果だったりします。
そして骨粗しょう症、生活習慣病、情緒不安定など、多くの女性が悩みながらも、適切な対処法にたどり着けていないのが現状だということもわかりました。
そんな中、栄養士による食事・栄養面からのアプローチが、今、必要だということも認識しました。
ぜひ管理栄養士さんや栄養士さんにも更年期ケアに参加していただき、女性の健康を支援してご自身もキャリアアップをしてほしいのです。
本記事では、女性の健康支援を仕事にする方法として、「更年期×栄養」に注目し、これからのキャリアアップのヒントをお届けします。
更年期に起こる栄養課題とは?
1.骨密度の低下とカルシウム・ビタミンD不足
更年期にはエストロゲンの減少による骨代謝バランスの崩れが原因で、骨粗しょう症リスクが急激に上昇します。
食生活の中でのカルシウムとビタミンDの不足は見逃せません。
また若い時の骨密度が高い方が更年期の減少率をさげれることを考えると思春期・性成熟期の食事も大切です。
2.筋力の低下とタンパク質不足
更年期になり筋肉量が減少しやすくなるこの時期は、十分なタンパク質摂取が不可欠です。
しかし、この時期十分なタンパク質摂取は難しいことがあります。
消化吸収機能が低下することもありますし、子どもがいると子どもを優先しがちになります(タンパク質のおかずは子どもに食べられる・・経験者は語る)
体力低下や代謝の低下にも直結しますし、いずれフレイルにつながる問題です。
専門的な知識とサポートが必要となります。
3.脂質バランスの乱れと生活習慣病リスク
閉経前から各コレステロール関係の検査値は変化し、閉経後は脂質異常や動脈硬化、糖尿病などのリスクが高まります。
健康寿命を延ばすためにも食習慣の見直しが非常に重要です。
更年期にはなかなか体重が減らなかったり、血液検査もすぐには改善しません。
より個別的なアドバイスが必要ですね。
4.鉄・ビタミンB群の不足とメンタルへの影響
月経量が多くなったり、月経周期が短くなったり、またストレスの影響で鉄やビタミンB群の不足が起こりやすく、疲れやイライラ、気分の落ち込みを招きます。
相談を受けていると、このように貧血の方が多いです。
ただ、閉経後も造血剤を連続で服用していたために赤血球、ヘマトクリット、ヘモグロビンの値が異常に高くて多血症を疑うような検査値の方もいて倦怠感と微熱を訴えている方もいました。
栄養面でも専門家が介入した方が良いと気づかされた事例です。
5.腸内環境の乱れと食物繊維不足
更年期は便秘や下痢、肌荒れの悩みも増えがち。
腸内環境を整えるための食事改善が大切です。
今、腸内細菌を整えることに関しての情報が氾濫しています。
どの情報を信じればよいのか、何を取り入れればよいのか混乱している方が多勢います。
専門家からのサポートがますます必要になるでしょう。
女性の健康支援で活躍する栄養士の役割
1. 個別栄養指導で“寄り添う支援”を
一人ひとりの体調・生活スタイルに合わせた食事アドバイスで、実生活に即したサポートを行います。
特に更年期の栄養は、それまでの食習慣を反映していたり、一人ひとり違います、また更年期症状も考慮してのよりこべつてきなアドバイスが重要です。
2. 心身両面への配慮と安心感の提供
更年期は心の揺らぎも大きい時期。信頼できる専門家として寄り添う姿勢が重要です。
3. 医療・多職種連携のハブとしての機能
婦人科医、心理士、薬剤師と連携しながら、総合的な健康支援を提供する役割も担います。
食事だけでは解決できないこともありますので、専門家との連携は不可欠です。
4. 情報発信による啓発活動
講座やSNS、ブログを通じて正しい知識を広めることも、現代の栄養士に求められる力です。
活躍のフィールドはどこにある?
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医療機関(婦人科・内科など)での栄養相談
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保健所・地域包括支援センターでの健康講座
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企業向けの健康支援・福利厚生の一環
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フィットネス施設やヨガスタジオでの栄養サポート
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オンラインでの食事カウンセリング
更年期支援のフィールドは多様化しており、栄養士の新しいキャリアチャンスとして広がっています。
フリーランスという働き方の可能性
今、多くの栄養士がフリーランスとして活動を始めています。特に「女性の健康支援」に特化したサービスはニーズが高まっています。
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オンライン個別指導(Zoom/LINE相談など)
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SNS・ブログでの情報発信と集客
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更年期向けの食事講座やレシピ配信
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商品監修・ヘルスケア企業とのコラボ
時間や場所に縛られず、専門性を活かして自由に働くスタイルが実現できるのがフリーランスの魅力です。
まとめ:これからの栄養士に求められる力とは?
「更年期」は、単なる加齢現象ではなく、「女性の人生の再構築期」と捉えるべきです。
その時期に寄り添い、支える存在として、栄養士が果たせる役割は非常に大きく、今後さらに期待が高まっていくでしょう。
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